Classici giapponesi con furigana
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つたかずらきそのかけはし
蔦葛木曽棧
国枝 史郎
Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate
父は不作法なのでございますの。ほんとにいけないお父様! でもようお越しくださいました。どんなに妾は以前から、里に焦れていたでしょう。どうぞお話しくださいまし、里の面白いお話をね。……ここは寝室でございます。お話する部屋ではございません。妾の部屋へおいで遊ばせ。ゆっくりお話をいたしましょう。さあさあ、ご遠慮なさらずに」
会議室
鳰鳥の手をとった美麻奈姫は、静かに部屋を出て行った。
後に残った大物主が、いかに憮然とし呆然としたかは、説明するには及ぶまい。彼は白痴のように立っていた。
笑いを忍び外を向いている若い侍臣に対しても、キマリが悪いと云わざるを得ない。
彼はしばらく立っていた。
が、彼は、どうしたものか、突然「そうだ!」と絶叫した。
「そうだそうだそうしてやれ! この俺の犠牲にならないなら、他の者の犠牲にするばかりだ! 俺は転んでもただは起きぬ! 俺はそういう人間だ! 恐らく姫にも異存はあるまい! 姫にも関係のあることだからな。しかも直接の関係なのだ。……だが美しい女だったな。麗人国にも珍らしい。他人へ渡すはちょっと惜しいな。だがどうも仕方がない。