Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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つたかずらきそのかけはし

蔦葛木曽棧

国枝 史郎

Leggi 蔦葛木曽棧 (つたかずらきそのかけはし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 335.908 caratteri · 669 schermate

Aozora Bunko

か、紋十郎を取って抑え、弾正太夫様のご面前へ突きだしましてござります」――「お手柄お手柄、お手柄でござったの。して籠より舞い下ったはいかなる人達でござったかな?」――「一人は島君と申しまして、右衛門の恋人にござります。もう一人はご老師もご存じの、坑夫丑松にござります。右衛門の危難を救わんものと、鉄索の籠に打ち乗って走り参ったと申すことを後日両人より聞きましてござる」

「感ずべき人達! 愛すべき人達! どうぞ大神のご恩寵がその人達に下りますように。――ところで、数馬殿、承わりたいは、何故このような恐ろしい所、岩石ヶ城などと申す所へ、捕虜の身となられましたかな?」

オースチン老師にこう訊かれて東条数馬は微笑をした。それから老師の耳の辺へ素早く口を押しあてたが、

「岩石ヶ城へは自好んで捕われ参ったのでござります。私の使命は芳江姫を助け出すことにござります。姫君お帰りなき時は葡萄大谷の谿国は自滅するのでござりますぞ。……ご老師お作りの設計図を白痴の少年粂太郎めのために盗まれましたのでござりますぞ……幼な馴染みの芳江姫と夫婦になりたい一心から紋十郎の誘惑に応じ、盗み取りましたのでござります。