일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

リンという婦人に、クラウデはロシア語で紹介した。

「お話しした佐々伸子さん。日本の進歩的な婦人作家です」

そして、リン博士と伸子とが握手している間に、

「では、どうぞごゆっくり」

と、クラウデは、外套を着て室から出て行った。

やっと、きょうここへ来た目的がはっきりして、同じ薄暗く、ごたついた室にいても伸子は気が楽になった。伸子は、ほぐれくつろいでゆく心持から自然に、にっこりして、リン博士を見た。

「…………」

伸子の人なつこいその気分を、聰明らしい落付いた眼のなかにうけとって、リン博士も年長の婦人らしく、笑みをふくんだ視線で伸子を見ながら、

「さて――私たちは何からお話ししたらいいでしょうね」

と云った。明晰で、同時に対手に安心を与える声だった。伸子はこのひとが若いものを扱いなれていることを直感した。モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の孫逸仙大学にはどっさり中国から女学生が来ていた。黒いこわい髪を首の短い肩までバサッと長いめの断髪に垂して、鳥打帽をかぶっている中国の女学生たちを、伸子もよく往来で見かけた。中国では革命家たちに対して残酷で血なまぐさい復讐が加えられていたから、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)へ来て勉強している娘たちの顴骨のたかい浅黒い顔の上にも、若い一本気な表情に加えてどこやら独特