후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
八
その黒いふたの上に、赤い切り紙でつくられているВ・В・マヤコフスキーという詩人の名の、二つの頭字が、はっきりさかさに映っていた。無言でさかさに映っている赤い二つのВの頭字を見まもりながら、伸子は聴衆の一人として、マヤコフスキーは大きい誤りをおかしたと云われる言葉をきいたのだった。マヤコフスキーの誤りとして云われているのは、彼が自殺という方法で、突然彼の人生をしめくくってしまったことに対する社会主義の社会としての批判だった。
だけれども、批判は批判として、会場の雰囲気を支配しているのは、マヤコフスキーへの親愛の感情であり、彼の死に対してぼんやり人々の胸の底にわき出ている惻隠の情だった。
伸子と素子とが、工芸博物館の前から19の電車にのって来て、クードリンスカヤの街角までつづいている告別式の列の最後のしっぽについたのは、かれこれ十二時ちかかった。マヤコフスキーの告別式は、その夜、午後九時から午前一時まで作家クラブで行われるはずだった。間遠な街燈の光をうけて沈黙がちの黒い列がそろそろ動いている歩道の外側に、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の四月の、よごれた雪のかたまりがあった。