후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
七
パッサージ・ホテルという名の由来は、このホテルをこめてトゥウェルスカヤ通りの角に大きく建っている建物の下に、物産陳列をした勧工場があったかららしかった。おそらくそこへの取引に出て来た各地方の商人たちが定宿としていたのがいまのホテル・パッサージであるのだろう。
陳列場の裏側を見おろす位置にある伸子たちの室の窓の下に、ガラス張りだったパッサージの屋根が破壊されたままで鉄骨をむき出していた。モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の雪は、きのうもきょうも絶え間なく降って、降る雪は、廃墟の鉄骨の上につもり、更にその間の黒い底知れない穴へ消えてゆく。窓に佇んで降っては消え、降っては消える雪片を眺めていると、伸子は軽いめまいを感じた。狭い往来をへだてた場所では大規模な中央郵便局の建築工事が進行中だった。夜中もプロジェクトールの強い光が雪の吹きだまりのある足場を照し出している。その対照は、いかにも強烈に、きのうときょうのモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)を語っているようだった。
こんど七四番の室のドアをあけた刹那、伸子は、そこがまるで別なところになったような感じがした。