일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

十二

第一回の砲撃をうけた月日。そののちそこが野戦病院として使われていたとき蒙った最後の砲撃とそこで二百人の負傷者が殺された日と月。白いところに黒くよみやすい英語とフランス語で書かれた説明板が、空の下に残っている柱列の間に立てられているのだった。学校のあったところ。病院のあったところ。六人の日本人は、ポンペイの廃墟の間を行くように、すべてそれらの建物のあったところを辿って歩いた。天井をとばされくずされた壁の一部をのこしているところに、ぽっかりあいている窓からは、晴れた空の青さが一段と濃く目にしみる。案内する自動車の運転手のたっぷりした声が、人気ない空気の遠くまで響いた。そのあたりは砂地のような地質になっていて、その上に黒い影をうつしてゆく少人数の靴音も、高い虚空までつたわる感じだった。四十がらみの世帯もちらしい運転手は、廃墟らしい無人境を、何か弁明でもするように、

「週日はこんなに静かですが、土曜、日曜はいつもかなりの人出です。休戦記念日にはホテルも満員です」

誰かが、

「ここを、ぞろぞろ人通りがあったんじゃ興ざめだ」

と云った。

市の中心部であったところをぬけて、一望に遠くの丘陵を見晴らす場所へ出た。