후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
六
両親とつや子の生活がそれとして運転されてゆくために、偶然、日本人になれた通いの手伝があったことは、とりわけ小枝と伸子にとって、運がよかったと云っていいほど幸なことだった。
六
七月十四日のパリ祭に、パリの男女は午前二時すぎまで戸外に群れ出て踊った。伸子たちが住んでいるヴォージラールの通りでは、二三日前からヴェルサイユ門の広場、コンヴァンシオンの角、パストゥールなどに次々に楽師のための舞台がつくられた。丸太の柱を緑の葉で飾られ、青と赤の色電球をつましく一条二条交叉した市民の祭日のための舞台では、十四日のひるごろからそろそろヴァイオリンやフリュートの音がきこえはじめて、夜が更けるにつれ全市に祭の気分が漲った。
伸子と素子とが、九時ごろメトロにのってひとまわりして見ると、車内には陽気な尖り帽をかぶった若い男女のひとむれがいて、ピピーと鳴りながら色紙細工の象の鼻がのびるおもちゃでふざけあいながらどこかへのし出して行くところだった。レモン色に塗られた、明るい車内にこんでいる乗客たちは、祭りの夜らしい賑やかさが、メトロの中にもあることに異存はないという風で、おとなしくにこつきながら眺めているほろよいの年寄の顔も目についた。