후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
「まあ、ちょっと見て!」
その新聞をふりまわして、素子に見せた。
「ハハハハ」
素子は、椅子にのけぞるようにして笑った。
「のんびりしていて、しごく結構じゃないか。姉のすすめにしたがっては、傑作だ。この調子なら、きみのおっかさんも安心だろうさ」
「――察して頂戴!」
和一郎の明日の人生にとって、この答えは何たることだろう。伸子はそう思わずにいられなかった。
その談話が、はたして和一郎の話したとおりかどうかは、伸子にわかりようもなかった。しかし、そっくりそのままでなかったにしても、和一郎のインタービューの気分は、若い和一郎夫妻の、のんびり工合に焦点をおいた記事をかかせる種類のものであったことに、ちがいはなかった。和一郎に、期待するというほど明瞭な感情ではないにしろ、ぼんやり伸子が抱いていた好望のこころは、くずれた。結局、和一郎は気まかせな人生を送るだけの男だろうか。そのようにも社会の現実からはなれた和一郎を肯定して小枝にはきびしく内助の力量にかけている若妻として多計代が見ているような佐々の家庭内の姿。そこは伸子にとってちっとも帰りたい場所ではなかった。
日本では共産党がたびたび狩り立てられている。