일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

「史的唯物論」「共産主義ABC」とブハーリンの本をとおして共産主義に近づいて行った伸子にとって、「プラウダ」の批判は、正当だと思えるだけに、大きい衝撃だった。その衝撃は、自分の善意にしろ、理論的なたしかさをそなえていなければ、いつどこへ引こまれるかも知れないものだということについて、伸子に厳粛な警告を与えるのでもあった。

利根亮輔は、その問題について、ブハーリンの理論そのものがもっている誤りと危険について知ろうとするよりも、彼らしく、ロシア共産党の機関の決定の独裁性ということにこだわった。

「伸子さんみたいな、芸術家でも、そうかなあ」

女としての伸子を全体としてうけ入れながら、彼女の考えかたには、どこまでも自分の考えを対立させ、かみ合わせてゆく手ごたえの面白さを味うように、利根亮輔は云った。

「人間の本能というものが――この場合には主として権勢に対する欲望だろうが――『共産党宣言』の現実にどんな要因として作用するかというようなことは考えませんか」

彼のいうところでは、ソヴェト政権がこんにちまで保たれて来ているのは、そして、発展さえもしているように見えるのは、ロシア人民の文化の水準が、ヨーロッパ諸国に比べて低いからだというのだった。