후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
マダム・ラゴンデールは、ほんとにただそういう会話の練習をしているだけだという表情で、質問をくりかえしました。わたしは、二度ともノンで答えました。わたしは、それをのぞんでいません、て。心の中で笑いだしたくもあり、腹も立ち、よ。この女教師は『非常に親切な』日本婦人たちの先生というよりも、おあいてのような関係にいるのね、きっと」
伸子は、そこでまたペンをとめた。ペレールのものが、シベリア経由で帰ることにきまれば、伸子は当然素子に、たとえ一日だけにしろ、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)で世話をたのまなければならないわけだった。その上、もうじき雪がふり出すであろうシベリア横断の間で食糧に不自由しないように、とくに果物のかかされない多計代のために、十分ととのえた食糧籠の心配もして貰わなければならない。伸子自身がパリから動こうとしないで、そういう世話だけたのむとしたら、素子はそれを、どううけとるだろう。伸子には自信がなかった。この問題は、ほんとに決定してから、素子へ長文電報をうってもおそくないときめた。
ところが次の日、伸子にとって思いがけない不愉快な事がおこった。