일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

その黄色いビラは、火の十字架運動の署名だった。いつかの夜蜂谷良作がヴォージラールのホテルのテラスで伸子に説明してきかせたように、クロア・ド・フウはフランスで、最もよく武装されたファシスト団体だった。フランス共産党の内部に悪質なトロツキストの秘密組織があるらしいことは、八月一日の反戦示威の直前、サン・ジョルジュで中央部の会合が一斉に検挙されたことにふれて蜂谷も云っていたことだった。こんどの検挙も怪しいものだ。蜂谷がそういう意味は、党を混乱させ、指導権を握っているために、労働組合の統一戦線を主張している人々をふくむ中央部に対してその一味が企んだ挑発と内通であるという意味なのだった。

伸子の視線を追って、黄色いビラを見ていた蜂谷良作は、やがて、

「ね、佐々さん」

伸子をゆりうごかすような口調で云った。

「ともかく、あしたクラマールの家をごらんなさい。そして、クラマールへ来ることにおきめなさい。一緒に勉強しよう」

彼はつづけて云った。

「少くとも僕は、佐々さんと話するようになってから、実に刺戟をうける。この勢で、僕もひとつがんばるんだ」

蜂谷良作のパリ滞在も、あと一年はないのだった。