후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
それが文明社の綜合雑誌にのった。そしてモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の吉見素子へ原稿料がおくられて来た。九十九円七十五銭は、その原稿料なのだった。これはおはつだから、みんなぶこちゃんに進呈する。素子の手紙にはそう書かれていた。いつも書くことをすすめていてくれたのは、ぶこだから。そして、ぶこがそっちにいて、わたしは一人だもんだから、話しあいてもなくて、ついそんなものを書いてみる気にもなったんだろうから、と。
伸子は、はじめどこか上の空のような視線でその小切手を眺めた。その小切手が送られてきた手紙が、同時にモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)へ着いた日の多計代の行動を知らしていたのだった。
伸子は、ベルネの二階のせま苦しい机の上で、絵入りの礼手紙をモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の素子にあてて書いた。中央にはモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の小さい四角な換気窓のついた二重窓に向って、あちら向きに机についている素子の後姿がある。伸子は首を曲げまげ、素子の特徴である撫で肩の工合が、そっくりのように描いた。そのぐるりの、ふち飾りのようにして、いろんなものを描いた。