후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
何てお気の毒!」
「フランスは植民地問題じゃ、いつも神経質なんだ。――よく蒙古独立なんか扱ったものを公開したと云えるぐらいだ」
蜂谷良作が、「アジアの嵐」へ伸子を誘ったのであったが、スクリーンを見てゆくうちに、伸子は、いくども、
「あら。また飛ばしちゃった!」
並んでかけている蜂谷に注意した。エイゼンシュタインが製作した「アジアの嵐」は、蒙古人民が植民地としての隷属に反抗して、独立のために奮起する物語がテーマだった。「十月」につぐエイゼンシュタインの代表作と云われていて、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)第一ソヴキノ映画館で伸子がそれを観たとき、彼一流の辛辣な諷刺が、画面をきもちよくひきしめていた。西洋式の寝室の大鏡の前に立って、どこにも美しさのない大柄な老夫人が、小間使にコーセットの紐をしめさせている。鏡の中の自分を見つめながら、もっとかたく、もっと細く、と口やかましく指図しながら。するとそのとなりの室のこれも大鏡の前で、大きい髭をはねあげた老紳士が、侍僕あいてに、だぶつく腹に黒繻子の布を巻きつけて威厳ある容姿をこしらえている。「野蛮な蒙古」