후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
「エイゼンシュタインは、『十月』でも、そういう手法をつかっているんです。パッ、パッと、ツァーの写真と日本のおかめの面なんかが、かわりばんこに出たりするの。すこし観念的みたいなところがあるけれども、でも、雄弁よ。あんなに切りこまざいた『アジアの嵐』では、まるでアジアに嵐がおこって来る必然性を消しちまってあるんだもの――自然現象みたいに、まるで、ひとりでそんなことが蒙古では起るというお話みたいにごまかしてあるわ、民族の独立ということを――」
話の内容にふさわしい元気な、比較的速い足どりをそろえて、二人はコンコード広場をセイヌ河にかかった橋の方へつっきっているところだった。
「しかしまあ、パリでは、ああいうものも見られるだけいいとするのさ」
蜂谷良作の分別くさい云いかたが、ふと伸子の反駁を誘った。
「……蜂谷さんのような、学者っていうものは、何にでもあんまり感動しない習慣?」
「そんなことあるもんか」
「そうかしら。――わたしからみると、あなたがたは、何となし、自分にわかったことの範囲でおちついているみたいなんだけど」
「たとえば、どういう場合?」
「いまみたいな場合。