후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
一匹の牛馬豚などというものは、集団農場化されても自分のところで飼育していていいという規定だった。それを、わずかの鶏まで農場の資産として出さなければならないように宣伝して、農民のやぶれかぶれな気持をそそったのは、程度のちがいこそあれ、二人のお客を「乾草小舎でもてなした」ような者たちの仕業だった。
自分できり出した話だったのに、オリガは「赤い星」の論文について、特別言葉すくなだった。
「あのひとの田舎のうちって、どういう暮しをしているんだろうな」
雪の夜道に淋しくアーク燈の光の輪がゆれている。アストージェンカに向って足早に歩いてきながら、素子がひとりごとのように云った。
「あの様子じゃ、貧農じゃないね」
こんな工合にして、伸子たちにさえ触れて来る深さと鋭さとで「赤い星」の論文はソヴェト全市民の生活感情の隠微な部分へまで浸透して行った。
六
クロコディール(鰐)の漫画の取材が、かわって来た。官僚主義に対する諷刺や、自分の経営に「清掃」がはじまると決定した翌朝から、人が変ったように下のものに対して愛想よく謙遜になる上級勤人。カールした髪を俄に赤いプラトークで包みあげて、カルタだのコニャックの瓶だのをいそいでとりかたづけているその妻などが、新しい哄笑のテーマとなっているほかに、鰐の頁に、テカテカ光る長靴をはいた富農が登場