일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

組合の用事で地方よりモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)へ派遣されて来る人々のための室だった。

三人の用がすむのを待って、伸子は事務室の木の長椅子から立って行った。

事務員は、伸子を見た。そして、だまって頭をふり、目の前に開いてある室割りの大帳簿の上で右の手のひらをひろげて見せた。御覧のとおりという、しぐさであった。満員だというのは、ほんとうに室そのものがいっぱいなのだ。八分どおりまでそのことが明瞭になった。伸子は、むしろ陽気になった。

「じゃ、いいです。こわがらないで下さい。あした来ましょう」

伸子は、日課にしてパッサージへ通った。五ヵ年計画は首府であるモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)とソヴェト同盟各地方の活動とを一層緊密にした。モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)への用事をもった旅行者が急にふえている。

「これが、わたしたちへの五ヵ年計画だったっていうわけね」

大国営農場ギガントの広大な美しい写真を眺めたり、富農からの没収品目を新聞でよんで、五ヵ年計画の奮闘に触れているように感じていた自分たち――少くとも自分というものを、伸子は段々自分の責任において批評し、滑稽を感じて笑えるようになって来た。