후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
ノヴァミルスキーは、バスの声を一層低いバスにして、
「あなたの御親切に期待しなければならないところです。われわれは彼に仕事を与えることは出来ます。しかし残念ながら宿の世話は困難です。――彼はモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)へ来るまでの金をもっていたので、目下のところ宿のために支出することができないんです」
「そうなの? 蒲原さん」
「小遣いぐらいは何とかなるんですが……」
ノヴァミルスキーは、
「そういう次第なんです」
おおきくうなずいて、伸子の眼を見た。その灰色の眼をじっと見かえしながら、伸子は、ひとこと、ひとこと考えてみながら云った。
「御存じのとおり、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)では外国人に個人の室をかさないことになっているから、わたしは、彼をどう落付けていいのかわかりません」
「――さてね――」
そのことは、ついノヴァミルスキーの念頭にもなかった風だった。
「全然知っていないひとをつれてゆくのなら、ヨシミさんに、電話しなければよくないでしょう」
「その通りです!」
素子は、案外あっさり蒲原順二がホテル・パッサージへ来ることを承知した。