후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
凱旋門のどっしりとした内壁の中央の地上には、ヨーロッパ大戦の無名戦士の墓があった。昼も夜も、そこは無名戦士に捧げられた一つの燈が燃えつづけ、墓の左右に一人ずつ今も当番の兵が立っていた。エトワールのこの光景は、グラン・ブル※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)ールの生に飽和した雰囲気に対して、きわめて独特な効果を与えるようだった。壮重に、美しく、様式化されている無名戦士の墓の悲傷の象徴は、ブル※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)ールの外国人たちに、あらわな戦争の惨禍を見せつけることはしない。生にまじる死さえ、パリでは一つの忘れがたいニュアンスであるかのように風景のうちに織りこまれている。ロンシャンの競馬場をふくむブーローニュの森に通じる公園通りは、パリでよりぬきの金もちの邸宅を街すじの左右に構えさせながら、このエトワールからはじまっているのだった。
伸子は素子とつれだって、あらかた毎日をあちら、こちらの街なかで暮した。モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)がそうであったように、パリも、全く別の極点で伸子を熱中させずにおかないものをもっていた。でもそれは何なのだろう。