일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

おそらくそういう伸子を気の毒がって笑うだろう。寝台というものを、その上に体をよこたえて眠るところとしてしか使いみちのない、女二人の味気なさとして。ねる、というひとことに、いつも男と女の複雑なニュアンスをこめてにおわせることが、パリ風な気分として通用しているのだから。

伸子の生活の現実には、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)のホテルの特色がうけいれられているという事実を、どうできよう。きょうの日曜日、朝から素子の歯痛でかけまわったあげく、やっと病人も伸子もくつろいで、一方はまどろんでいるところ。伸子はこうやって三階の露台から隣りの塀の中の人気ないプラタナスの繁みと、麦藁屋根の東屋と孤児院らしい建物を眺めているとき、さまざまの往来が心に湧きおこって、伸子はホテルのその室に、鏡つきでない仕事机さえあったらと思っている。それは伸子の実感なのだった。モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)のホテル・パッサージの、一日じゅう日光のささない小部屋でも、仕事机とその上に電気スタンドは備えつけられていた。ホテルが、先ず仕事をもっている人間の住む必要を基礎にして設備され、寝台の快適さはその上でのこととされているのは、伸子には、あたりまえで単純な人間らしいものわかりのよさ、として、うけとられているのだった。