후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
または、種が茶色で、なかみはクリーム色の汁気の多い種類だった。
スターリングラードからウクライナ地方を横切る列車の中で、伸子たちは、偶然、黒ずくめのなりをした一人のフランス婦人と乗り合わせた。かなりの年配に見うけられるその人は、黒い趣味いい服につつまれたしなやかな体に細くてつよい力をもっていて、あかぬけした足のさばきやその軽やかさが、雪で重くされているモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の婦人たちのもっていない風情で、伸子の目をひきつけた。
言葉の通じない三人の女は、列車の廊下にたたずんで、ところどころにまだ一九一七年国内戦時代の廃墟がのこっているウクライナの野や耕地が窓外をすぎてゆくのを眺めていた。曠野のなかにたった一つぽつんと立っている小さな駅を、列車がすぎてしばらくしたら、いきなりその品のいいフランス婦人が、
「あら、たくさんの西瓜!」
わきにたたずんでいた伸子をかえりみて、窓外にとんでゆく畑の面をさした。
「ボークー・ド・ムロン!」
伸子は、いそいで、
「そうです! そうです!」
と答えた。
「非常に、たくさん」
そのフランス婦人にとっては、一見荒涼としたウクライナの耕地に、そんなにどっさりの西瓜が無雑作にころがって、みのっているのがひどく意外であったらしく、窓から外を眺めているやせがたの顔の上に愉快