일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

ヴェラのその言葉は、伸子たちの対手をしていることが退屈なのか、それとも一般的に生活が退屈だという意味なのか、そこの区別をぼやかした調子で云われた。

ニコライは、ドアによりかかっているすらりと長い片脚に重心をもたせてタバコを吸いながら、映画俳優がよくやる、一方の眉の下からはすに対手を見る眼つきで、

「――曲芸でも見にゆけばいい」

と云った。

「……曲芸も見あきたし――大体私たちモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)人は曲芸をみすぎますよ」

曲芸を見すぎる、というヴェラの言葉も、伸子には象徴的にきこえた。モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)に曲芸をやる劇場は現実には一ヵ処しかないのだし。――

伸子は、テリアの小犬を自分の膝からディヴァンの上へおろした。そして素子に日本語で、

「そろそろかえらない?」

と云った。

「そうしよう」

そこで伸子と素子とは、ヴェラ・ケンペルの家から帰ったのであった。帰るみちで、伸子は素子に、

「あの私、退屈だわ、はわたしたちに云ったことなの?」

ときいた。

「さあ……ああいうんだろう」

素子は、案外気にとめずヴェラ・ケンペルの文学的ポーズの一つとうけとっているらしかった。