후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
簡単に、われわれのところに、あなたがたの希望条件に叶った一室がある、お見せすることが出来る、という男文字の文面だった。ひろげたその手紙とひき合わすように、テーブルの上にかがみかかってモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)市街地図をしらべていた素子が、
「へえ。――こんなところに、こんな名がついているんだね。ぶこちゃん! 場所はいかにも、もって来いだよ」
地図をみると伸子たちがいるホテル・パッサージから狩人広場へ出て、ずっと右へ行き、クレムリンの外廓を通りすぎたところにデルタのようにつき出た小区画があって、そこがアストージェンカだった。
「一番地て云えば、とっつきなんだろうな」
地図に見えている様子だと、そこはモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)河にも近いらしいし、並木道もついそこらしい。それらの好条件は却って伸子と素子を信じがたい気持にさせた。リンゴを四つ割にした一片のような角度で、トゥウェルスカヤからなら歩いてだって行ける距離だった。二人はマリア・グレゴーリエヴナと、そのアストージェンカを包括する何倍かの円周でモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)じゅうをさがしまわったのだ。