일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

それは、伸子にも同感される感情だった。映画監督としての才能そのもので中館公一郎は、あながちエイゼンシュタインを別格のものとしているのではないらしかった。彼にとっては、エイゼンシュタインよりむしろソヴェトの映画製作そのもののやりかたが重大な関心事なのだった。ソヴ・キノのスタディオからかえったとき、素子が、

「あの棒はいい思いつきだったじゃありませんか」

と、云ったのに答えて中館は、

「棒をつかってみようとするところまでは、大体誰しも考えることなんじゃないのかな」

と云った。

「ただ棒のつかいかたね……そこのところですよ」

つづいてドイツ映画の話も出た。伸子がモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)へ来たウファの『サラマンドル』という映画をみたことを話した。

「ユダヤ人の学者が迫害されて、外国へ逃げる話なんですけれどね、へこたれちゃった。その学者が深刻な表情をしてピアノをひくと、グランド・ピアノの上におそろしくロマンティックな荒磯の怒濤が現れるんですもの」

「ヤニングスみたいな俳優にしろ、もち味がいかにもドイツ的でしょう」

中館の言葉を、素子が、かぶせて、

「でも、ヤニングスぐらいになれば相当なものさ」