후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
全連邦共産党の本部はクレムリンの城壁の内側にあった。そこへ通るために、伸子たちのもっている日本外務省の旅券は、役に立たなかった。伸子は、ソヴェトの社会と政治の関係がいくらかわかって来るにつれてかえって、В・К・П(Б)に対する真偽とりまぜのものみだかさをもたなくなったばかりか、自分が政治的には組織のそとの人間であることを、常に明瞭にしていることを、階級的な良心の表現とする気持だった。ベルリンへ来ても、伸子のその態度は一貫しているのだった。そういう伸子の心もちは、一方から云えば各国にある前衛組織とその活動家に対して、まじめな敬意をさまされていることでもあった。したがって、伸子はいま幾冊かの画集や本を選び出している伸子たちの様子をその売店の机の前から眺めている婦人事務員の、もの柔らかだが商売人の愛嬌はどこにももっていないさっぱりした表情にも、無関心であることはできにくいのだった。
ゆっくり時間をかけて書籍を買ってから、三人は広場を横切って、ノイケルンの通りへ出た。地下鉄のステーションに向っていた川瀬勇は、歩きながら何か思いついたらしく、
「ついでに、もうひとところ、見せよう。