후리가나로 읽는 일본 고전
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どうひょう
道標
宮本 百合子
宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면
そこには、金のない民衆、みじめな人間、破綻におかれた人間の生な情熱の爆発があった。しかし、プロレタリアートというものの意味はつかみ出されていなかった。それから、丁度伸子たちがモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)に立って来る前後から、ひとくるめに無産派の文学と云われていたグループの中に階級性の問題がとりあげられ、アナーキズムとマルクシズムの対立、そして分裂がおこった。伸子と素子がモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)で暮した一年半ばかりの間に、マルクス主義に立つ文学を求める人々のグループが「文芸戦線」から分離して、やがていま伸子が見ているような「戦旗」も出されるようになった。伸子が川瀬にかりてルドウィクの部屋へもって来た二冊の「戦旗」のこまごました記事は、「文戦」が社会民主主義者のあつまりでしかないこと、新労農党を支持する日和見主義者たちであることを痛烈に非難しているのだった。
去年の夏、レーニングラードにいたとき弟の保が自殺した。それから、伸子は一つも小説をかいていなかった。旅行記もかいていなかった。保の自殺から打撃を蒙って、ものがかけなくなったというよりも、伸子の場合は、その深い打撃から立ち直って来たとき、伸子はどこやらもとの伸子でなくなってしまったからだった。