轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
「日本」講談社、1958(昭和33)年1月号~1961(昭和36)年12月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 684,899 字 · 1374 页
……で、留守隊一同、首を長くして、お待ちしていたわけなんで」
「なに、張横、阮小七のふたりが敵にいけどられたと。……はて、それは戦法が難しくなったな。下手に出れば、たちまち、陣頭の血祭りにされるだろうし」
なお、仔細をきいてみると、張横は得意の水戦を用いて、敵の攪乱に出かけ、かえって敵の計におちて捕われたもの。また阮小七も、その復讐戦を挑んで、逆に、関勝の奇計に引ッかかったものだという。
「なにさま、敵将の関勝というのは、よほど奇略に富む者らしい。……軍師、なんぞご名策はありませんか」
呉用は、さっきから、を撫して、そばで聞いていたが、
「ともあれ、当ってみましょう。その戦ぶり、また、その人物を見てからの上の勝負だ。……いかなる智将といえ、その兵略には、限界もあるし癖もある。彼に得意な戦術があれば、その智を用いて智の裏を掻く……」
次の日の早朝。
まず味方の花栄を先陣にくり出して、敵の堅陣へと、ぶつけてみた。
その手の官軍方の将は例の、醜郡馬宣賛だった。乱戦半日の果て、小李広の花栄と醜郡馬とは、互いに面をあわせての接戦となったが、弓の花栄といわれた彼の射た一箭が、カン! と醜郡馬の背なかの護心鏡にあたったので、