轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

「日本」講談社、1958(昭和33)年1月号~1961(昭和36)年12月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 684,899 字 · 1374 页

青空文庫

つきあってください。それとも、お嫌?」

「いやなんてこと、ありませんけど。いつも、甘えてばかりいますもの」

「いいじゃありませんか。どうしたご縁やら、茶屋酒には飽いているてまえも、ここへ来ると、何かしらこう、あなたと一しょに、ひとくち過ごしたくなりましてね」

「ま、お上手なこと仰っしゃって」

「ああ、ざんねんですな。この西門慶が、そんな男に見えますか。……お婆さん、酒のしたくはよしておくれ。今日はもう帰るから」

「あら、お気を悪くしたんですか。どうしよう、わたし。……ごめんなさい。ごめんなさいね」

潘金蓮は、おろおろと膝の上の縫いかけ衣を床に曳いて、西門慶の前へ立った。

梨売りの兵隊の子、大人の秘戯を往来に撒きちらす事

もとより西門慶は、本気で帰るつもりなのではない。小当りにちょッと金蓮の“気”を引いてみたまでのことだ。

王婆もまた、もちろん今日の寸法は呑みこんでいる。いい首尾を作るにも、男の逸り気を撓め、女の待ち汐を見、そこの櫓楫の取り方は媒ち役の腕というもの。「……まあ、まあ、ふたりともおとなしく、お婆のいうことを肯くもんですよ」とか何とか言いつつ、とにかく予定の小酒盛にまで持ち込んでいくところ、さすがに婆だわと、男の西門慶には頼もしい。