轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
「日本」講談社、1958(昭和33)年1月号~1961(昭和36)年12月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 684,899 字 · 1374 页
そこで、鬼の夫婦が、泣いて懺悔をするという場面になってしまった。
ここで。
この夫婦の口から、武松は、かの花和尚魯智深や、青面獣楊志らの消息を聞き知った。
すでに、花和尚の名は、五台山の大暴れから、都でも、大相国寺を震駭させて、天下にとどろいているほどなものだが、山中の夫婦者は、ついそれと知らずに、同じ手でこの旅僧を眠らせようと仕かかったものらしい。たちまち、看破されて、その花和尚からも、こッぴどい目に会わされたあげく、やっと命だけは助けてもらったので――という懺悔ばなしなのだった。
「いやはや、どうも」
張青は、頭を掻いた。
「それにも懲りず、またぞろ、人もあろうに、虎退治をなすった有名な都頭武松さんとも知らず、とんでもねえ烏滸な真似をいたしやした。どうか、お見のがしなすっておくんなさい。その代りにゃ、どんなおいいつけでも、いやとは申しません」
「よし、助けてやる。だが、おれを護送して来た小役人ふたりは、毒酒に中てられて眠ってらあ。早く、あいつらの手当をしろ」
「でも、あの二人は、あのまま逝かせてしまったほうがいいンじゃありませんかえ。都頭さんのお身にとっては」