轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

「日本」講談社、1958(昭和33)年1月号~1961(昭和36)年12月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 684,899 字 · 1374 页

青空文庫

そして凄味をきかすため、相手かまわぬ博奕渡世の仁義をきって。

「ええ、てまえどもは皆、ついご近所に住む気のいい野郎どもでございますが、ご掲示を拝見するッてえと、番所の和尚さんがお代ンなすったとのことで、お顔つなぎに伺いました。どうか、ひとつ、よろしくご懇意に」

「なんだい、まア」と、智深は眼をまろくして。

「おれはまた、どこか裏店の葬式が、道を間違えて入ってきたのかと思ったよ」

「へッ、へへへ。おもしろいことを仰っしゃるなあ。おいみんな。こんどのご番僧さんは話せそうだぜ。さ、こっちへ出て、ご挨拶をしろ、ご挨拶をよ」

「いらん、いらん。そう安ッぽいお辞儀などはいらん。が、顔つなぎなら、酒でも提げてきたろうな」

「こいつア恐れいりやした。渡りをつけるってえご定例は、ほんとのとこは、そちらから、こち徒らへしていただくのが作法でござんすがね。野暮をいうなあ止しやしょう。――おいっ、眼ッ跛」と、張は仲間の一人へどなって。「――どうでえ、粋な和尚さんじゃねえか。さっそく一しょに飲んでくださるってんだ。一ッ走り飛んでいって、街の酒屋と肉屋へ、御用を仰せつけてこねえか」

「あいよ」