후리가나로 읽는 일본 고전
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면
そして彼はイエス一行の財布を預り、会計係をつとめたのであるから(ヨハネ一二の六)、事務的手腕のあった人物と思われる。
こうしてみると、ユダは激情的な性格の持ち主で、イスラエル復興のためには手段を選ばぬというふうの人物であったが、彼のいだいたメシヤ観は十二弟子中最もこの世的なものであり、その神の国観は事務的・物質的・世俗的であったと推定せられる。だからイエスのメシヤ観の天的であり、その神の国観の霊的・来世的であることが判明するに従い、ユダは必然的にこれにつまずいたのです。ことに神の国を来たらせるについてイエスの取り給うた方法が罪の悔い改めによる霊魂の新生であり、そのためにイエス御自身が贖償の死を遂げ給うというに至っては、ユダはとうていこれを解しえなかったのです。十字架の死による贖償のメシヤ観は、イエス御自身にとりてもおそらく最初からわかっていたわけでなく、その御生涯の経過においてしだいに分明となった真理でありましょう。この真理に対しイエスの目が明らかとなればなるほど、ユダの目は暗くなったのです。要するにイエスが十二弟子とともに生活せられたこの年月の経過の中に、イエスのみちとユダの途との分離は漸次準備せられ、それが今マリヤの香油を契機として急激に悲劇化したのです。