후리가나로 읽는 일본 고전
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면
二 「我を売る者」
座敷を見せる、というように周到な用心をしたのです。
イエス様がかかる警戒をしてまでわざわざエルサレムに出て来られ、みずから死地につく危険を冒してまでここに過越の食を備えさせ給うたのは、いかなるわけであろうか。なぜベタニヤの静かな隠れ家において、これを食し給わないのでありましょうか。
二 「我を売る者」
日が暮れてからイエスはひそかにベタニヤを出で、十二弟子とともに都に入り、かねて手筈をしておいた家に来られた。
過越の祭りはユダヤ人にとりて最も重要な国民的祭事であり、ことにこれを都エルサレムにて守ることは敬虔なるユダヤ人の最上の願いでありました。だから常にユダヤ国民としての義務を守ることに忠実であったイエス様は、最も厳粛に、最も正式に過越を守るため、一身の危険を冒してエルサレムに入り給うたのです。しかもそれは御自身のためというよりも、十二弟子のために必要でありました。ことにその中の一人にして、イエスを裏切ろうとする心をいだくイスカリオテのユダのために必要であったのです。
一同席が定まって食卓に着きました。厳粛にして悲愴なる空気が座に満ちた。かかる場合、誰しも雑念は失せ、良心は正しき状態に立ちかえり、神に向かって集中せられるでありましょう。