일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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イエスでん

イエス伝

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면

아오조라 문고

二 ガリラヤの海

1 北方迂回

女も退きません。「しかり主よ、食卓の下の小狗も子供の食屑を食うなり」と、イエス様のユーモアをば、自分の熱意をもってしっかりと受け留めました。母親としての愛がこの頭のよい、きっぱりとした返事を彼女の口に与えたのです。イエスは莞爾として彼女の願いを容れ給い、女は家に帰ってみたところ娘はすでに癒されていました(七の二八―三〇)。

まことに美しい食卓であります。異邦人、しかもその場におらざる娘が、イエスの御言によって癒されたのです。実に強いものは母の愛です。それにも増して強きはイエスの愛です。そしてこれを客観的に見れば、イスラエルがイエスを退けた結果、スロ・フェニキヤの女に救いが及んだのです。これはパウロが「イスラエルのおちどによりて救いは異邦人に及べり」(ロマ一一の一一)と論じた事実にほかならぬではありませんか。パウロその他使徒たちの論証は要するにイエスのなされたこと言われたことの説明にすぎません。キリスト教の神学は単なる抽象的思索ではない。それはイエスの事実の哲学的説明であります。

二 ガリラヤの海

1 北方迂回

イエス御一行はツロからさらに進んでシドンを過ぎ、たぶんヘルモン山の北を迂回して東方デカポリス地方に出で、再びなつかしきガリラヤの海に来たり給いました。