일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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イエスでん

イエス伝

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면

아오조라 문고

イエスの力と愛とはこの焦点に向かってそそがれ、さしも猛き悪鬼の憑いたその子も癒されたのであります。一度は死んだごとくになりましたが、イエスがその手をとりて起こし給うたれば立ち上がった。後にて弟子たちが「我らいかなれば逐い出しえざりしか」とお尋ねしたところ、「この類は祈りによらざれば、いかにすとも出でざるなり」と答え給うたほどに、強き悪霊でありました。しかし祈りによれば、いかなる悪鬼の霊でも打ち勝てないものはない。汝らはわが弟子たることを一つの地位のごとくに感じて信仰が形式的・習慣的になってしまい、祈りによってそのつど新鮮なる力を頂かないから、いかに型どおりわが名を呼んで骨折ってもだめであったのだ。イエスの弟子であるということは、その時その時に祈りによりてイエスと交じわっていることだ。弟子だという地位、名義、肩書だけでは悪鬼は追い出せないのだ、と教え給うたのであります(九の二六―二九)。

イエスが三人の弟子を率いて変貌の山から下りて来られたのは、「人の子が父の栄光をもて聖なる御使たちとともに来たり」給うことの予表でありました。山麓にいた人々は、イエスの再臨し給うときに見出ださるべき現世の縮図であります。