일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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イエスでん

イエス伝

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면

아오조라 문고

を宣べ伝えたが(一の四)、それは要するに一つの型にすぎず、また罪の赦しをめざし、それを目的とする悔い改めというにすぎない。しかるにイエス様の教えは罪の赦しを目的とするばかりではない、自分の心の向きさえ変えれば救いはそばに来ているのだから、悔い改めてその中に入りなさいというのですから、洗礼のヨハネの宣べ伝えたところよりはるかに高きものであって、それこそ「福音」でありました。

ユダヤの国が理想の王国として回復せられることは、ユダヤ人にとっては民族的の願いであり祈りでありました。しかるに当時の実情では国勢はなはだ振わずローマの属国となっており、神殿こそまだ立ってはいましたが、国民の指導者たるべき祭司の宗教たる神殿礼拝はいたずらに形式的宗教に堕して力がなかった。そこで何とかして宗教を改革し真に神の選民たるユダヤ国を回復したいというのが、イエス様当時の時代的要求であった。バプテスマのヨハネが出たのもこの宗教改革運動の一つであり、ヨハネに影響を与えたエッセネ派もそうでした。後イエス様の選ばれた十二人の弟子の中に熱心党のシモンというのがありますが(三の一八)、熱心党とは、いわばファッショ的な党派で、ユダヤの国を救うためには暴力に訴えてまでもしなければならないという極右の一派でありました。