후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면
神は葡萄園の主である。その意味において、カイザルの物もすべて神の物である。しかし神は葡萄園の政治をカイザルに託しているのであり、その限りにおいてカイザルの物はカイザルの物である。そして事物の性質上、すべての有形物は包括的にカイザルの物たりうるのである。
性質上カイザルの物たりえず、もっぱら神のみに帰属する物は良心である。人の地上生活の原則として、すべての物質は第一次的にはカイザルに属するが、良心は第一次的に神に属する。物質はカイザルの認容する範囲においてのみ、社会人が所有享益し、使用処分するを得る。神殿への奉納もまた、その例外をなすものではない。何となれば宗教生活も社会生活の一部であり、カイザルの政治の下に立つがゆえである。これに反し良心は第一次的に神に帰し、神がカイザルの権威を認容する基礎においてカイザルに対する忠誠が生ずる。
カイザルの物と神との間に、かかる性質上の差異がある。したがってこれに対する人の義務にもまた、性質上の差異を生ずる。カイザルにはデナリを納めさえすれば、国民としての義務は果たされる。納税のたびごとに特に感銘感謝の念を捧ぐることが必要であるわけでなく、法律的義務として無反省に、習慣的に、事務的に納むるをもって足り、極端なことを言えば内心不承不承でもともかく納めさえすればよいのである