일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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イエスでん

イエス伝

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면

아오조라 문고

ただ祭司長の「汝は頌むべき者の子キリストなるか」との問いに対し、「我はそれなり。汝ら人の子の、全能者の右に坐し、天の雲の中にありて来るを見ん」と言い給い、ピラトの「汝はユダヤ人の王なるか」との問いに対し、「汝の言うがごとし」と答え給うたほかは、かたく口を緘しておられた(ヨハネ一八の三四―三八には、このほか若干のお答えが記されている)。捕縛および虐待に対しても、全然何らの抵抗を試み給わず、彼らのなすがままに身を任せ給いました。祭司長らがいたく彼を恐れて警戒を厳重にして捕縛に出向いたのも、ヘロデ・アンチパスが強き好奇心をいだいて彼を一見したいと切望したのも、イエスの奇蹟的能力のゆえであったが、彼はかかる能力を微塵も発揮し給わなかったのです。彼らは恐怖の期待をいだいていただけ、イエスの沈黙と無抵抗とに接して、よけいにひどく侮辱し嘲弄したのでしょう。

イエスは何ゆえ沈黙と無抵抗の態度を守り給うたか。それは捕縛と裁判とがあまりにも不法であったからです。換言すれば、不法と虐待とによって罪に定められ、殺されることがあまりにも明白であったからです。しかもそれが父なる神の欲し給うところであることを、彼はゲッセマネの苦祷によって確かめておられたのです。