후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
関平はたちまち退き鉦鳴らして兵を収めた。
この退き鉦は、まさに虫の知らせだった。同じ頃、久しく籠城中の樊城の兵が、門を開いて突出してきた。これは死にもの狂いの兵なので、包囲は苦もなく突破され、そこにあった関羽軍は、襄江の岸へとなだれを打って追われた。
この二方面の頽勢から、関羽軍は全面的の潰えを来し、夜に入ると続々、襄江の上流さして敗走しだした。
道々、魏の大軍は、各所から起って、この弱勢の分散へ拍車をかけた。わけて呂常の一軍の奇襲には、寸断の憂き目をうけて、江に溺れ死ぬもの、数知れぬほどだった。
ようやく江を渡って、襄陽に入り、味方を顧みれば、何たる少数、何たる酸鼻、さしもの関羽も悲涙なきを得なかった。
のみならず、ここに着いて、初めて荊州陥落の嘘伝でないことが分った。呉の大将呂蒙の手にかかってわが一族妻子も生かされている有様と聞き、関羽は慨然また長嘆、天を仰いだまましばしことばもない。
魏軍はすぐ江上から市外にわたって満ち満ち、襄陽にも長くいられなかった。――さらば公安の城へとさして行けば、途中、味方の一将が落ちてきて、その公安も傅士仁が城を開いて呉へ渡してしまい、南都の糜芳も彼に誘われて孫権へ降伏したという悲報をもたらした。