후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
王風万里
一
猛獣でも眼を眩すほどな神経があるものかと、蜀の諸大将は笑い合って、彼の仮檻房を覗いて通った。
王風万里
一
その夜、孔明は、諸将と会して、話の末に、
「趙雲はたいへんいいことを云って、自分の戦策を慰めてくれたが、しかしなんといっても、今度の大殺戮を敢えて行ったことは、大いに陰徳を損じたものである」と、語って、またその戦略については、
「十五度の退却を重ね、敵の驕慢を誘って、盤蛇谷へ導いた計は、もうすでに諸氏にも読めていることであろう。ただ、こんどの大殲滅戦では、かねて若年の頃から工夫していた地雷、戦車、薬線などを使ってみたことが、従来の戦争に比して、やや趣が異なっている。――しかし、戦いというものは、あくまで『人』そのものであって『兵器』そのものが主ではない。故に、これらの新兵器を蜀が持つことによって、蜀の兵が弱まるようなことがあっては断じてならないと、それを将来のために今から案じられる」
と云い、またさらに、
「初め、藤甲軍の現われた時は、ちょっと自分も策に詰ったが、それは彼の有利な行動のみ見せつけられていたからで、翻って、彼の弱点を考えてみると、当然――水ニ利アルモノハ必ズ火ニ利ナシ――の原理で、油漬けの藤蔓甲は、火に対しては、何の防ぎにもならぬのみか、かえって彼ら自身を焼くものでしかないことに思い当った。