일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면

아오조라 문고

二

二

呉の都督徐盛も決して無為無策でいたわけではない。彼が固く守備を称えていたのもやがて積極的攻勢に移る前提であったことが、後になって思い合わされた。

いま夜明けと共に船上の将士が口々に愕きを伝えている中へ、曹丕もまた船房から出て、手をかざして見るに、なるほど、部下が肝を冷やしたのも無理はない。呉の国の沿岸数百里のあいだは一夜に景観を変えていた。

ゆうべまで、一点の燈もなく、一旒の旗も見られず、港にも部落にも、人影一つ見えないと、偵察船の者も報告して来たのに、いま見渡せば、港には陸塁水寨を連ね、山には旌旗がみちみちて翻り、丘には弩弓台あり石砲楼あり、また江岸の要所要所には、無数の兵船が林のごとく檣頭を集めて、国防の一水ここにありと、戦気烈々たるものがあるではないか。

「ああ、こは抑いかなる戦術か。呉には魏にもない器量の大将がおるとみえる」

曹丕は思わず長嘆を発して、敵ながら見事よと賞めたたえた。

要するにこれは、呉の徐盛が、江上から見えるあらゆる防禦施設に、すべて草木や布をおおいかぶせ、或いは住民をほかへ移し、或いは城廓には迷彩をほどこしたりして、まったく敵の目をくらましていたのだった。