후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
二
帳幕の人、長吏費は、その総引揚げに当って、ひそかに孔明に諫めた。
「かくはるばる蛮土に入って、せっかく、功を樹て給いながら、誰も、蜀の官人を留めて置かれないことは、草を刈って、雨を待つようなものではありませんか」
「否」
孔明は面を振った。
「それには、一面の利もあるが、べつに三つの不利もある。小吏王化の徳を誤ること一つ。吏務、王都を遠く離れて怠り私威を猥りにすること二つ。蛮民互いに廃殺の隠罪あれば、戦後心に疑いを相挟み、私闘を醸す怖れあること三つ。――なお王吏をして治を布かしむるより本来の蛮王蛮民、相親しむに如くはない。しかも貢ぎの礼だに守らせておけば、成都は意を労せず、物を費えず、よくこれを国家の外壁となし富産の地となしておくこともできるではないか」
「丞相の仰せは至極のご経策です」
諸人、ことばに服した。
蜀軍、北に還ると聞くと、蛮土の洞族も一般の土民も、われ劣らじと、金珠、珍宝、丹漆、薬種、香料、耕牛、獣皮、戦馬などをぞくぞく陣所へ贈ってきて、さらに、
「以後、年々、天子へ御貢ぎも欠かしません。叛きません」
と、皆々、誓言を入れた。
そしていつか、孔明を呼ぶに、