후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
華陀は留守のわが家へ宛てて手紙を書いた。そしてそれを呉押獄へ授けたが、折ふし曹操の病が重態を伝えられ、宮門の内外も各役所も何となく繁忙と緊張を加えていたので、彼は華陀から貰った手紙を深く肌身に秘して十日余りつい過していた。
すると、ある日の早暁、突然、剣を提げた七名の武士がどやどやと獄府へ来て、
「魏王のご命令である。ここを開けろ」
と、牢番に命じて、華陀のいる獄の扉をひらかせ、中へ躍りこんだと思うと、一声、唸き声が外まで聞えた。
呉押獄がそこへ来て見た時は、ちょうど血刀を提げた七名が、悠々と帰って行くところであった。武士らは彼のすがたをかえりみて、
「呉押獄、魏王のご命令で、ただ今、華陀は成敗したぞ、あいつめが、毎晩のように、お夢の中にあらわれるゆえ、斬殺して来いとのおいいつけに依ってだ」と云い捨てて行ってしまった。
呉押獄はその日のうちに、役をやめて金城へ旅立った。そして華陀の家を尋ねて手紙を渡し、青嚢の書を乞いうけて郷里へ帰った。
「おれは典獄をやめて、これからは医者で立つ。しかも天下の大医になってみせる」
久し振り、酒など飲んで、妻にも語り、その晩はわが家に寝た。