일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면

아오조라 문고

三

という報をもたらした。曹丕は、大いに疑って、

「なに。弟が?」

と、会わないうちからひどく惧れた。曹彰は操の次男で、兄弟中では武剛第一の男である。察するに、王位を争わんためではないかと、曹丕は邪推して兢々と対策を考え始めた。

三

曹家には四人の実子があった。

生前曹操が最も可愛がっていたのは、三男の曹植であったが、植は華奢でまた余りに文化人的な繊細さを持ち過ぎているので、愛しはしても、

(わがあとを継ぐ質ではない)

と、夙に観ていた。

四男の曹熊は多病だし、次男の曹彰は勇猛だが経世の才に乏しい。で、彼が後事を託するに足るとしていたのは、やはり長男の曹丕でしかなかった。曹丕は親の目から見ても、篤厚にして恭謙、多少、俗にいう総領の甚六的なところもあるが、まず輔弼の任に良臣さえ得れば、曹家の将来は隆々たるものがあろうと、重臣たちにもその旨は遺言されてあった。

けれど王位継承のことは、兄弟同士の仲でもかねて無言のうちに自分を擬していた空気があるし、ことに遺子おのおのに付いている傅役の側臣中には歴然たる暗闘もあったことなので、今、兄弟中でも最も気の荒い曹彰が十万の兵をひいて長安から来たと聞いては、曹丕も安からぬ気がしたに違いなかった。