일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さんごくし

三国志(七)

吉川 英治

吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면

아오조라 문고

彼はあまり動かない人である。口かずもきかないし、どっちかといえば少し陰気くさいところすらあった。だから玄徳でも閉じ籠っていると、彼も苦労負けして鬱いでいるように見える。無能の如くちょっと見には見えるのであった。

――が、ほんとうの彼は一刻として休むを知らない頭脳の持ち主なので、誰よりもよくその性を知っている彼自身が、

(……こういう生れ性なのだ)と、自らを慰める理由もそこにあるのであった。

後漢の朝廷が亡んだ翌年の三月頃である。襄陽の張嘉という一漁翁が、

「夜、襄江で網をかけておりましたところ、一道の光とともに、河底からこんなものが揚がりましたので」と、遥々、その品を、蜀へたずさえてきて、孔明に献じた。

黄金の印章であった。

金色燦爛として、印面には、八字の篆文が刻してある。すなわちこう読まれた。

受命于天 既寿永昌

孔明はひと目見るやたいへん驚いて、

「これこそ、ほんとうの伝国の玉璽である。洛陽大乱のみぎり、漢家から持ち出されて、久しく行方知れずになっていると聞いておるあの宝章にちがいない。曹丕に伝わったものは、そのため、仮に朝廷で作られた後の物に相違なかろう」