후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
と、声を大にして告げた。
聞く者みな色を失った。孫権も寝耳に水であったから、即日、衆臣をあつめて、
「ついに玄徳は、蜀の力をあげて、乾坤一擲の気概をもって攻めてきた。思うに、関羽を討たれた恨みは、彼らの骨髄に徹しているだろう。どうしたらその猛攻を拒ぎ得るか」
彼の言は終っても、座中しばらく答える者がなかった。敵の決死的の意気の容易ならないものであることが誰にも戦慄をもって想像されたからである。
すると諸葛瑾が、
「一命を賭して、私が和睦の使いに参りましょう」と、云った。
人々は冷笑の眼をもって彼をながめた。およそ諸葛瑾が行って使命に成功したためしはないからだ。けれど、たとい不成功に終るにせよ、その間に逸る敵の鋭気をなだめ、味方の軍備を万全となす効力はある。孫権はゆるした。
「そうだ、まず、和睦を試みろ」
命をうけると、諸葛瑾はすぐ江船の奉行に帆支度をいいつけ、書簡を奉じて長江を溯った。
とき、章武元年の秋八月であった。
その頃、蜀帝玄徳は、すでに大軍をすすめて、関(四川省・奉節)に着き、その地の白帝城を大本営として、先陣は川口の辺りまで進出していた。
ところへ呉の使者として諸葛瑾が来たのである。