후리가나로 읽는 일본 고전
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さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
とのことに、孔明は直ぐに彼を呼びよせて、遠来の労をいたわり、かつ云った。
「君のつれてきた新手の兵を最前線へ用いたいと思うが、ご辺は指揮して行くか」
「一兵も私の兵などというものはありません。みなこれ朝廷の軍馬ですから、先帝のご恩に報じられるものなら、死地の中へも歓んで参ります」
「ここから約百五十里の瀘水の岸に、流沙口という所がある。そこの渡口のみは流れもゆるく渡るによい。対岸に渡ると山中に通ずる一道がある。それこそ蛮軍が糧食を運んでいる唯一の糧道だ。もしここを遮断すれば阿会喃、董荼奴の輩が内変を起すだろう。君に命ずるのはそうした任務だが」
「必ずやって見せます」
欣然、馬岱は下流へ向った。
流沙口へ来て見ると、案外、河底は浅く、船筏も要らない程度なので渡渉した。ところが、河流の半ばまでゆくと馬も人もたちまち溺れ流された。馬岱は驚いて急に兵をかえし、土人に訊くと、ここは毒河といって、炎天のうちは、水面に毒が漂っているので、これを飲めば必ず死ぬ。しかし夜半の冷やかな頃わたるぶんには決して毒にあたることはないとのことだった。
深夜を待つまでに、木を伐り竹を編んで無数の筏を造った。