후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
さんごくし
三国志(七)
吉川 英治
吉川 英治의 三国志(七)(さんごくし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 371,916자 · 744화면
ところがここへ来て北の岸を見ると、あたかも長城の如き城壁ができている。矢倉の数だけでも数十ヵ所、ことごとく旗を並べ、鎗戟を耀かせ、近寄ることもできなかった。
「驚くには当らない。あれも孔明の擬勢だ。ああして置いては北へ北へと退却してゆく計略と思われる。見ておれ弟、二、三日するとまた、あそこも旗だけ残して、蜀の奴はひとりもいなくなるから」
孟獲は孟優にそう語って、手下の勢に、竹を伐って竹筏を作らせておけといいつけた。
数千の蛮兵は、大竹を伐って、筏を組みだした。その間、朝夕対岸を注意していると、果たして蜀軍の数が目に見えて減ってゆく。四日目頃には、一兵もいなくなった。
「どうだ、俺の活眼は」
彼は、左右の洞将たちにも誇って、河を渡ろうとしたが、その日は、狂風吹きつのって、石を飛ばすばかりだったので、しばし天候を見ようと、人馬を岸からさげていた。
「風は止まないし、あの高波では仕方がないでしょう。先頃、蜀軍が捨てて行ったあの空陣屋へ入って夜明けを待ったほうが悧巧じゃありませんか」
「そうしよう。弟、全軍に退がれと号令しろ」
孟獲は云い残して、真っ先に後退を開始し、例の陣営へ入って休んだ。