일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

どうひょう

道標

宮本 百合子

宮本 百合子의 道標(どうひょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 846,457자 · 1672화면

아오조라 문고

黒川隆三とのくいちがった話にあきて、伸子は一人でぶらぶら石段を斜面のなかほどまで下りて見た。その石段のなかほどから見おろすと、町の眺望が低くはるか左右に展けて、少し西にまわった太陽をまともに受ける遠い建物の窓々のガラスがいっせいにまばゆく燃えたって見えている。

その眺望を面白い感じで見ながら、伸子はこのカール・マルクス館についてふっきれない味をうけている。これと同じようなきもちは、クーデンホフ夫人の客間でも感じた、と思った。東京に生れた光子という美しい日本婦人が、明治の初年、外交官として東京に来ていたウィーンのクーデンホフ伯爵夫人となって、一生をウィーンで過していた。オーストリアが共和国となってから、そのクーデンホフ伯未亡人は、額のひろい、やせぎすな末娘と二人で、郊外の別荘につましく生活していた。数年来、半身不随の老婦人は、レモン色の細い毛糸で編んだ優美な部屋着につつまれて、長椅子にもたれていた。そのヴィラの、小砂利のしかれた入口の細道にも狭い庭にも折から紫のライラックが満開で、その花房は剪られて、柔かなレモン色にくるまれた老夫人のわきの卓にもあふれるばかりもられていた。