후리가나로 읽는 일본 고전
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면
すなわち両ピリポは異母兄弟の間柄であった)――ヘロデヤは夫を捨てて勢力家たるヘロデ・アンチパスに心を寄せました。一方ヘロデ・アンチパスもまた淫乱にして残酷なる人物であったから、ヘロデヤの妖婉に迷いてその妻アレタスを棄てました。かくてヘロデ・アンチパスは妻を棄て、ヘロデヤは夫を棄てて、両人が結婚したのです。
この国守の不倫に対して「否!」と言いえる人があったのは、ガリラヤの名誉であり、その人自身の不幸でありました。かの駱駝の毛皮を衣、蝗と野蜜を食とし、屹然として道徳の権威と罪の悔い改めとを宣べ伝えていた洗礼者ヨハネがその人であったのです。彼の声を聞いてヘロデとヘロデヤはかつ震いかつ怒り、彼を捕えてマケラスの獄に投じました。ことにヘロデヤはいたくヨハネを恨んでこれを殺したいと思ったが、ヘロデ王は「ヨハネの義にして聖なる人たるを知りてこれを畏れ」たがゆえに、部下に命じて彼を保護せしめ、かつ親しくその教えを聴聞し、大いに悩みつつもなお喜んで聴きました(六の一七―二〇)。すなわちその残忍性において妖婦は暴君に勝ったのです。そのうちヘロデヤのために好機到来、ヘロデ王の誕生祝いの座興として己の連れ子たる少女を踊らせ、それに対する褒美として洗礼者の首を求めさせました。