일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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イエスでん

イエス伝

矢内原 忠雄

矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면

아오조라 문고

種播きの譬話をもってすれば、ダビデの心は土深き良き地であり、ヘロデの心は土薄き岩地です。ダビデが預言者ナタンによりて自己の罪を指摘せられた時、彼の柔らかなたましいは悔いくずおれて、神の御前に己が罪を言い現わしました。彼は国王たる威厳も体面も全く忘れて、己が罪を手放しで泣いたのです。「ダビデ、ナタンにいう、われエホバに罪を犯したり」と(サムエル後書一二の一三)。神に対する罪の自認、これがダビデを活かせた秘密でありました。

これに反してヘロデは洗礼者ヨハネによりて罪を指摘せられた時、多少懼れはしたけれども、結局良心よりも体面を重んじました。彼は自分の罪を責めたヨハネの教えをも聴くといういわゆる政治家的な腹の大きいところを見せたにとどまり、神の御前に己がたましいを砕いて自分の罪を悔い改めることをなさなかったのです。

罪を悔い改めざればヘロデとなり、悔い改むる時はダビデとなる。差は一歩にして、末は救いの歓喜と滅亡の恐怖とに岐れる。真に怖るべきことであります。キリスト者は他の人々に比し決して生まれながらの道徳堅固な者ではありません。普通の世人と同じように、時にはそれ以上にすら、罪の捕虜となった者です。