후리가나로 읽는 일본 고전
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イエスでん
イエス伝
矢内原 忠雄
矢内原 忠雄의 イエス伝(イエスでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 220,119자 · 436화면
弟子たちはこれを見て、変化の者だと思って悲鳴をあげた。イエスはただちに「心安かれ、我なり、懼るな」と言われて、舟に乗り込まれたところ風はやみました。弟子たちは舌を巻いて驚いたのです。パンの大奇蹟を見た直後のことであるから、イエスが浪の上を歩かれたとて「お化だ」などと驚いたのは面目ない次第であるが、あまりにも前の大奇蹟が自然に行なわれ、しかも自分らみずから奇蹟中の人物であったため、かえって心が鈍くなって、イエス様の超自然力を理解しえなかったのであると、これは後日になってペテロの恥ずかしい述懐でありました(六の四七―五二)。
イエスは丘の上に一人サタンと戦いつつ神に祈り給い、弟子たちは湖水の上に逆風と戦って舟を漕ぎわずらう。人生難航、国家社会また難航である。弟子たちは風波に揉まれながら漕ぐけれども、自分の舟を進ませることもできず、世界・国家を進ませることもできません。しかしイエスの戦いはすでに終わり、彼は決然として弟子たち救援のために急ぎきたり給うのです。彼の心は神の国実現の目的に向かって堅く定まり、その方策もいまや明確であります。青草の丘の上のいのりの後、彼の目はパリサイ人の反対を越え、ヘロデ王の悪意を越えて、すでに髑髏の丘を予感したでしょう。